HAED ART PHOTO CONTEST 2019

theme「100」

Grand Prix 2019

カヨウビ

100になっても、変わらないものってなぁんだ?少し考えてみよう。

Semi-Grand Prix

外界と接触していない部族が100以上在るのをご存知ですか?

3rd-Grand Prix

studio hALo

百獣の王ライオン。その猛々しさは古来日本では歌舞伎の演目である連獅子という形で表現された。そこからインスピレーションを得て現代風にアレンジしました

審査員特別賞

Special Jury Prize

入選

Winning

Grand Prix student 2019

大阪芸術大学

100は100分率においての頂点。頂に立つものは、前に進めぬ苦しさに、堕ちていく恐怖に怯え闘っている。
気付かれるわけにはいかない。負けるわけにはいかない。それが頂点だ。

Semi-Grand Prix

ECCアーティスト美容専門学校

100という言葉を平仮名にすると飛躍(ひやく)になります。この作品は夢や未来を直視し、そこに向かって勢いよく高く飛び立つ鳳凰を表現しました。

3rd-Grand Prix

ECCアーティスト美容専門学校 (特殊メイク)

ツノは昭和32年の百円銀貨に描かれていた鳳凰の爪をイメージして作りました。
そして、ツノの模様は昭和34年の百円銀貨に描かれていた稲穂を作りました。頭にたくさんついている金色の丸は百円玉をイメージして作りました。
アイメイクなどは百円玉の錆をイメージしました。口のメイクは昭和42年の百円白銅貨の桜のつぼみをイメージしました。写真で映っていないのですが背中には昭和31年の百圓札に描かれていた桜を描きました。日本の百円なので紅白の水引を使い伝統ある日本の歴史が伝わる作品に仕上げました。

審査員特別賞

Special Jury Prize

ステージクリエイト賞ファイナリスト

受賞した34点の中から、2019年12月に明石で開催されるヘッドアートコレクションの会場内でグランプリ1名を決定

審査員総評

General comments

  1. ヒロタマイ
    ヒロタマイ
    ゲスト審査員 / POLA グランドオーナー

     今回のテーマは100。とても難しいテーマだなと感じましたが、一つ一つの作品それぞれに100を見事に表現されていました。審査は毎年ながらとても悩ましいものでした。作品の美しさや斬新さ、面白さはもちろんのこと、しっかりとテーマを大切に作られた作品を選ばせていただきました。12月のステージクリエイトも楽しみにしております。
     私は、歯朶原さんの「明石からアートを世界へ」という強い想いに共感し、審査をさせていただくようになりました。今回で三度目の審査でしたが、着実にその夢に近づいていくのを感じています。自分自身もヘッドアートに関わらせて頂き、世界観がぐっと広がりました。これから更に成長していくヘッドアートの可能性にワクワクが止まりません。次回も沢山の作品と夢がここに集まることを願っています。

  2. 鑓田佳久
    鑓田佳久
    ゲスト審査員 / 株式会社MANIC PANIC JP 取締役

     今回、初めての参加になります。マニックパニックでは、色彩を重視し審査させて頂きました。素晴らしい作品も沢山ありましたが、全体的に無彩色の作品も多かった印象がありました。日本では、欧米諸国などに比べ まだまだ色に対する固定観念があります。しかし、近年ではファッションやヘアーにも積極的に、カラフルな色を取り入るカルチャーも確立しつつあります。「令和」という新時代を迎えた今だからこそ、色彩を意識した新しい感性の作品にもチャレンジして欲しいと思います。そして、その新たなカルチャーを明石から世界へ発信していきましょう!

  3. 石丸麻有子
    石丸麻有子
    ゲスト審査員 / Total Beauty Room Cutie m 代表

     この度はヘッドアートフォトコンテストの審査員として関わる事が出来ましたこと心より感謝いたします。テーマに沿って、それぞれの思いや、工夫がありどれも甲乙つけがたいものがズラリと並び、個性溢れるものが多かったです。スチューデント部門でも、トップクリエイト部門に匹敵するぐらいのものが、何作品もありレベルの高さを伺えました。明石で始まったコンテストが世界に広がるまで、時間の問題かもしれません。このコンテストに出場したという足跡を残すだけでも価値があると思います。来年も、また沢山の方にチャレンジしていただきたいですね。私はこのコンテストを応援しつづけていきます。

  4. 大和証券明石支店

     普段あまり聞き慣れない「ヘッドアート」という芸術表現に、新しい芸術の分野として明石から発信していきたいという思いに賛同し、一昨年より協賛させていただいています。
     どの作品もテーマに沿って独創的で豊かに表現されており、作品に込められた思いが個性的に表現されていました。細部にまで拘り繊細かつ斬新に表現されている作品が多く、ヘアメイクを超えたヘッドアートという芸術分野の可能性を感じました。
     これからも明石から世界に芸術文化を発信するプロジェクトとしてコンテストを広く知っていただき、またオリジナリティ溢れる作品に出会えることを楽しみにしています。

  5. 大久保啓二
    大久保啓二
    フォトグラファー

     毎年、新しい作品に出会えるのはとても楽しみです。そして、今回も素晴らしい作品に沢山出会えました。誰が明石の海苔一年分ゲットするのか、ワクワクしながらの審査です。ヘアーメイクに寄らない、表現としてのヘッドアートを探します。
     トップクリエイター部門ではさすがの技術の高さです。上位に残ってくる作品は僅差の戦いになりました。ほんと、ちょっとしたクオリティーの差だったなと思います。
     スチューデント部門では発想や方向性の面白さを感じます。また、美容学校以外からの応募も増え、今回はその結果が出たと思います。技術的な問題もあると思いますが、色々なジャンルの学生さんが参加してくれればと思います。また来年、素晴らしい作品に出会えると思うと、とても楽しみです。多くの人チャレンジをお待ちしています。

  6. 中村えい子
    佐藤めぐ
    Nail Salon HauteCouture オーナーネイリスト

     審査前からどのような作品に出会えるかとても楽しみにしておりました。テーマを意識した無限大の感性が、ヘッドアートに最大限に生かされている作品を多く見受けました。斬新な技法や細やかな手作業、質感などにもこだわりを感じました。今までに見たことのないデザイン、ヘッド・メイクの一体感とバランス・フォトのカラーバランスによる調整が、無駄なく表現されていた作品を上位に選ばせていただきました。
     上位入賞者の作品は、洗練されたプロセスと完成度が備わっています。今回惜しかった方も是非、作品を見てほしいです。上位入賞に繋がるヒントが沢山隠されています。今回も学生さんの作品もプロ劣らないクオリティーの高い作品がたくさん目に付きました。惜しかった作品も数多く見受けられましたので是非次回もチャレンジしてみてください。

  7. 折尾祐希
    折尾祐希
    アートディレクター

     同じテーマでここまで幅広く表現された作品が集まるのが特徴の1つでもあるこのコンテスト。完成した作品を何枚も何枚も撮影した中での一発勝負、しっかり審査させていただきました。同じ作品が1つとしてない作品の審査は大変難しいものです。おっ!と目の止まるインパクトはもちろんのこと、どういった意図で、ストーリーで、コンセプトで作られたかもとても大事な事だと思っています。
     トップクリエイター部門は技術面はもちろんのこと、全てにおいて完成度の高い作品が上位に上がりました。
     スチューデント部門は表現の柔軟さを感じられました。美容関係者以外の作品がもっと集まれば、より表現の幅や可能性が広がると確信しています。他ジャンルとのコラボ作品を増やせるよう、私たち運営側も「ヘッドアート」が必要な場を広げていきたいと思います。意味のある受賞、価値のあるコンテストにしていきます。これからも自由な発想で固定観念にとらわれない作品を楽しみながら創作してください。本当にありがとうございました。

  8. 歯朶原諭子
    歯朶原諭子
    High Shock プロジェクトチーム代表 審査委員長 ヘアメイクアップアーティスト

    【審査委員長 総評】

     第7回目となるヘッドアートフォトコンテストに沢山の方がエントリーして下さったことを大変嬉しく思います。今回私が審査をして感じたことは、それぞれ別のジャンルの審査員が全く異なる視点で審査をしたとしても“グランプリに輝く作品は全ての審査員が高得点をつけていた”という興味深い結果です。指定されたテーマはありますが、なんでもありのコンテストだからこそ、何を基準に創作するかがアーティストにとって難解ではあるとは思います。
     そんな中で、創造性、技術、コンセプト、ポージング、照明、構成、加工など、全てにおいてこだわりが感じられる作品が全ての審査員の心に響いたのだと思います。
     またスチューデント部門は沢山のご応募がありましたが、入選数が少ないため今回発表出来ないものも多くあります。ですが、レベルの高さにコンテストに関わった全員が驚きました。学生の皆様のパワーを来年も楽しみにしています。今後も唯一無二の頭部装飾を、明石市で発表していただけると幸いです。ありがとうございます。

HEAD ART COLLECTION 2019

2019年12月8日 明石保健センター多目的ホールにて、北海道から沖縄まで、全国から選ばれたアーティストと作品が集まり、各賞が決定しました。

グランプリは、大西優花さん(ECCアーティスト美容専門学校)の作品【百花繚乱】でした。モデルは山領真央さんです。

作品のコンセプトは、人にはそれぞれ個性があり、それは一人一人の優れた才能であると考えます。そんな秀でた者達が集まった世の中はまるで百花繚乱の様だと思い、咲き乱れる色鮮やかな花で表現しました。

本当におめでとうございます。

ステージクリエイト賞のファイナリストの作品だけあって、どの作品も独創的で大変素晴らしいものばかりでした。 ステージクリエイト賞は、【技術】と【創造性】の2つの合計点で順位が決まります。 審査をする中で、ほとんどの審査員から、技術と創造性の両方とも点数が高い作品が少なかったという声を聞きました。 ヘアメイク技術、装飾物の丁寧な作り、モデルとのコミュニケーション能力、道具の管理、周りへの配慮などが技術点。オリジナル性、コンセプト、アイデア、インパクトなどが創造性点。 これら全てを意識して作ることは難しいかもしれませんが、海外へ発信する作品を作っていただきたいという思いがありますので、これからも意識の高いアーティストの皆様にヘッドアートフォトコンテストに挑んでいただきたいと思っております。