HAED ART PHOTO CONTEST 2020

theme「TIME」

Grand Prix

ECCアーティスト美容専門学校ヘアメイクアーティストコース

時間が解決してくれるなんて思ってはいけない。私たちは多くのことを知り過ぎた。

Semi-Grand Prix

バンタンデザイン研究所大阪校

心に響く綺麗な黄昏は、望み通りには現れず又瞬間的。忘れられないあの時の光景を写真ではなく作品を通して伝えたい。
地平線を感じさせるシルエットに加え、現代的な色使いを意識している。

3rd-Grand Prix

ヒラタ美容室

季節と共に流れゆく感情の瞬間を切り取り、儚く美しい様を表しました。

Student Award

国際デザイン・ビューティカレッジ

ペットボトルで作った花々。時が経つにつれて世の中が変わってしまっても、この花々のように強い心を持ち、
共に困難を乗り越えられますようにと、一輪一輪に願いを込めて作りあげました。

審査員特別賞

Special Jury Prize

入選

Winning

オーディエンス賞

From Instagram

Grand Prix 2020 Design

橿原美容専門学校

テーマがTIMEと言う事で生きていく上で色んな時を過ごす人間の表情を表してみました。ちっちゃいことですれ違って泣いたり怒ったり、
あたり前の毎日に幸せを感じたり色々な感情をもちながら自分に向き合っていかなければなりません。そんな日々に感謝しながら人生を送っていきたいと思います。

Semi-Grand Prix

橿原美容専門学校

静止している髪の毛と流れている髪の毛で時の流れを感じさせました。他にも、背景を宇宙に溶け込んでいるように表現しました。

審査員総評

General comments

  1. 大和証券明石支店
    大和証券明石支店
    ゲスト審査員

     新しい芸術の分野として「ヘッドアート」という表現を、明石から発信していきたいという思いに賛同し、今年も協賛をさせていただきました。テーマに沿ってそれぞれが独創的で、オリジナリティ溢れる素晴らしい作品となっておりレベルの高さがうかがえました。
     中でもテーマに沿っているかはもちろんの事、ファーストインプレッションでインパクトがあり直感に訴えるものがあるかを基準に審査させていただきました。これからも明石から世界に芸術文化を発信するプロジェクトとしてコンテストを広く知っていただき、また個性的で感性に刺激を与えてくれる作品に出会えることを楽しみにしています。

  2. 岩屋神社
    岩屋神社
    ゲスト審査員

     ヘッドアートフォトコンテストアカシは、毎年楽しみにしている企画です。明石発のこのコンテストは、年々応募作品も増えレベルも上がり、入賞作品を選定する審査員の頭を悩ませているのは嬉しい限りです。
     私はこのヘッドアートを勝手に、〔現代版東洲斎写楽の「役者絵」(大首絵)〕と呼んでいます。初見瞬時のインパクトは心地良い脳の刺激になります。これからも、私たちの感性をくすぐる作品を期待しています。

     
  3. アスピア明石
    アスピア明石
    ゲスト審査員

     技術はもちろんですが、人工物を頭部に装飾する作品が多い中、植物でアプローチし、テーマと結びつける発想が面白いと感じて選ばせていただきました。
     新しい芸術を明石から世界へ発信していきたいというプロジェクトチームの思いに賛同し、2015年から協賛し、このたび初めて審査にも参加させていただきました。毎回個性あふれる発想で創作される皆さんの作品には、これからもどんどん進化していくのだろうという可能性を感じます。今後も「明石=ヘッドアート」となるよう素敵な作品が多く集まるよう期待しています。

  4. 廣田舞
    ヒロタマイ
    POLA グランドオーナー

     思いもよらなかったこの状況下に変わらず作品が集まったこと、どんな環境や境遇でも、そこに今の思いを込めて表現出来るアートの世界に今年はまた一つ感銘を受けました。今年で審査に携わらせて頂き4度目でしたが、やはり、選ぶということはとても悩ましいものでした。どの作品作りもコロナ渦できっと様々な苦労があったことと思います。集まった作品は全て、見れば見るほど素敵で個性豊かなものでした。
     そんななかで今回は、直感と作品の面白さ、そして思いのこもった作品と感じたものを上位に選ばせて頂きました。今年はリアルに作品をみることが出来ず、とても残念ですがどんな状況でも、成長していくヘッドアートをこれからも楽しみにしています。来年も、より多くの作品が明石に集まりますように。

  5. 鑓田佳久
    鑓田佳久
    株式会社MANIC PANIC JP 取締役

     今年は今までと違う状況の中、これだけ沢山の作品が見られたことを嬉しく思います。選考基準として、テーマ『TIME』に沿った世界感をしっかりと表現できている作品を中心に選ばせていただきました。
     その作品の中で、クオリティは高いなのにテーマにそぐわず残念ながら選考から漏れてしまった作品も幾つかみられました。「どういう作品にしたいか」というコンセプトを持って突き詰めている作品は誰から見ても素敵ですよ!今後も他のコンテストとは一味違う≪大胆・奇抜・繊細≫を取り入れたHEAD ARTらしい素敵な作品に出会えること楽しみにしております。

  6. 石丸麻有子
    石丸麻有子
    Total Beauty Room Cutie m 代表

     今年もヘッドアート審査に参加させていただきありがとうございます。このような情勢の中で大変な時ですが、昨年よりもたくさんの作品が集まり反対に勇気づけられました。
     今年のテーマが「TIME」で、作品のコンセプトを読むと「なるほどねー!」と唸るものもありました。皆さんしっかり考え込んで作られた作品であることに間違いない。その中でも光る作品を審査員達で時間をかけて選びました。素晴らしい作品ばかりで感動を与えていただきありがとうございました。また来年も開催できることを祈っております。

  7. 大久保啓二
    大久保啓二
    フォトグラファー

     今年もコンテストを開催できたこと、多くの方の作品に出会えたことに感謝です。熱量の高い作品、完成度の高い作品、今年も沢山出会えました。とても特殊な状況の中での製作は、大変だったと思います。ヘッドアート?ヘアーメイクのフォトコンテストじゃないの?開催当初はこんな感じだったような気がします。回を重ねる度に、ヘッドーアトとは?作者が千思万考した作品が増えて来ました。コンテストを続けることの醍醐味だと思います。
     そういえば、誰も明石をモチーフに作品を作ってくれなくなりました。面白い作品なら全然オッケーだと思うんですが、明石海峡大橋やタコさんなど、今では皆無ですね。プロの方は流石の完成度の高さでした。コンセプトもディティールも写真の技術も高い。スチューデントの方の勢いと発想の面白さには、とても刺激されます。スチューデントの方の無茶振りな作品が個人的には好きです。既視感ないし、なんか媚びてないし、熱い。作ってて楽しかっただろうなぁと伝わって来ます。そんな沢山の作品から選ぶのは、毎回のごとく悩みます。そして、悩みに悩んだ結果、今年も素晴らしい作品が選出されました。来年も新しい発想の作品に出会えること楽しみにしています。ヘッドアートというジャンルを一緒に開拓していけたらと思います。

  8. 廣田舞
    佐藤めぐ
    Nail Salon HauteCouture オーナーネイリスト

     審査前からどのような作品に出会えるかとても楽しみにしていました!今回のテーマはとても壮大なイメージでしたね。個々に想像した感性が個性を持って表現されている作品を多く見受けました。斬新な技法や細やかな手作業、質感などにもこだわりを感じました。実物を見てみたい!と思わせるような作品を上位に選ばせていただきました。本当にレベルの高い作品が多くとても感動しました。選べないほど素敵な作品を見せていただけました。

  9. 折尾祐希
    折尾祐希
    アートディレクター

     今年の作品は平均点がぐっと上がったように感じました。特に学生の方々のレベルが上がっており、プロ(一般)と見分けがつかない作品も多くありました。
     多くの情報が簡単に手に入り、似ていないものを作ることの方が難しい現代で、今年も多くの新鮮で斬新な作品が集まりました。作りたいものを作る力以外に、過去作品の分析や情報収集のリサーチ力、新素材や異素材を取り入れるチャレンジ力、固定概念を疑い自分を信じる力なども、審査員の目に止める重要な要素だと思います。
     私は実際に作り始める前段階の、切り口やコンセプトを大事にしています。それはどこか商業的な目線かもしれませんが、これから制作し続ける上で、「客観視しながら制作」すると言う目線は大切だと思います。気づかないだろうなと言うところまでこだわってみる。小さな小さな修正を何度も何度も重ねることで仕上がりは変わります。切り口・コンセプトは良いけど、見せ方をもっと工夫すれば良かった、作品の完成度は高いがメッセージが弱いなど、惜しい作品もたくさんありました。モデルの方の性別や年齢なども、もっと自由に挑戦してみてください。何を伝えたいか、何を感じてもらいたいか、自問自答しながら作品を作る。伝わらなければ別の方法を考えてみる。答えは1つではなく複数あります。その中で1枚の写真に絞る作業はとてもとても大変だったと思います。皆様本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!

  10. 歯朶原諭子
    歯朶原諭子
    High Shock プロジェクトチーム代表 審査委員長 ヘアメイクアップアーティスト

    【審査委員長 総評】

     今年も沢山のエントリーをありがとうございます。コロナ禍で多くの方が大変な思いをされている中、開催するか否かを話し合って参りましたが、主催者側の私達のほうが勇気づけられるほど心の込った作品が多く、プロのアーティストや学生さんの熱意が伝わってきました。
     「人間の頭部をどれほど斬新にデザインし装飾するか」ヘッドアートフォトコンテストが当初から掲げている審査項目ですが、回を重ねるごとに進化し、さらに今年は作品に込められたコンセプトの内容が興味深く、画像と照らし合わせ何度も見返し点数をつけました。一見した限りでは見逃してしまいそうな素材や技術に、度々発見があり、責任ある審査ですが、堪能させていただきました。様々なジャンルの審査員が多角的に審査をしますが、私個人としては、新奇なデザインに高得点をつけました。
     また今年から新設しましたデザイン部門に関して、描く技術に加えてもっと自由で斬新なデザインが見たいと思いました。しかし初めての部門ですが、上位2作品の絵の上手さには驚きました。このコンテストも8回目ですので、過去に類を見ない、より異端な作品がこの先増えて行くことを楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました。